thee michelle gun elephant の最期のLIVEだった。
幕張メッセに集まった観衆は、約3万7千人(日刊スポーツより)。
この日のチケットを獲得したとき、これが最期だとはもちろん思わなかった。
これが最期、それは事実なのだが。
30分遅れて19:00開演。
"GOD FATHER" のテーマとともに4人はステージに立った。
1曲目、"ドロップ"
意表を突かれた。泣けた。
いちばん苦しかった時期に"CASANOVA SNAKE" が発表され、
最終曲に"ドロップ" が収録されていた。
Oh,フラフラと、夜になる、フラフラと、夜をゆく
Oh,ジリジリと、夜になる、ジリジリと、夜をゆく
こんな毎日だった苦しかった時期に聞き続けた、この曲。
音楽は自分を救ってくれない、といつも嘆いていた時期。
"ドロップ" と "GT400" を聴いて、かろうじて自分自身を見失わずにいた時期。
"ドロップ" と "GT400" にオレは救われていたんだな、とあとで気づいた。
"ドロップ" を聴けただけで満足かもな。
しかし、甘くなかった。
2曲目は、"Get Up Lucy"。
反則だよな、と思わず苦笑い。観衆は大喜び。そりゃ喜ぶよ。
しかし、クライマックスは、3曲目だった。
"THE BIRDMEN"
1998FUJI ROCK FESTIVAL で、はじめてthee michelle gun elephantを観た。
それ以来、thee michelle gun elephant は、"THE BIRDMEN" なのだ。
近年、演奏する機会が減っていた。この日だから演ったのか・・・。
終演まで、あっという間に時間は過ぎた。
DVDもCD出るけど、あの瞬間を感じたのは、・・・。